エビネの栽培・管理

■エビネとは?

エビネ(Calanthe)は、分類学上ではラン科エビネ属に属する、日本各地の山林に自生している野生ランの仲間です。

しかし、昭和40~50年代のエビネブームでの乱獲と宅地開発により、自生地から姿を消し、一部地域を除き野生種を目にすることはほとんどなくなりました。

 

春咲きエビネの基本種はジエビネ、黄エビネ、キリシマエビネ、サルメンエビネ、
ニオイエビネ、アマミエビネ、トクノシマエビネと言われています。

■用土

 えびねの用土は、これでなければだめだというものは、ありません。
水遣り頻度さえ、間違えなければ何でも育てられます。
水苔でも、畑や山の土でも十分良作が出来ます。
杉皮を使用したクリプトモスや粉砕樹木をペレット状にしたSUGOI-neなども好成績であると聞きます。
個人個人の作場環境及び、水遣り頻度等を考えオリジナルの用土を使ってください。

■植え付け、植えかえ

植えかえは2~3年に1回程度、又は、鉢が満杯になったら行います。
秋の彼岸頃から寒くなる前までに、花芽を確認しながら植え替えるのが最もお勧めです。
 

■置き場所

 

適度な日照(半日陰)と適度な通風があり、ある程度の湿度を保てる場所がエビネにとって最適な環境です。
木漏れ日のさすような林の中をイメージして下さい。
 

 

エビネの管理 水遣り

エビネの水遣りは、頻度を決めず、表土が乾いたらやるを基本に。
過湿気味、常時湿っている状態では、成長は早いが、軟弱な苗にそだちます。

● 病・害虫
 
害虫は、アブラムシ、ハダニ、カイガラムシ、ナメクジ、マイマイ、ハモグリバエ等が挙げられます。
 
エビネの病気は炭素病、すっぽ抜け、ウィルス病等あります。

ウィルス病は、罹ったら治しようがありません。
 
殺菌剤、殺虫剤を定期的に散布し、予防に努めましょう。
 
● エビネの増やし方
 
    
   エビネの増やし方には、株分け、芋(バックバルブ)吹かし、実生法があります。

 

● 肥料
 
エビネは割合肥料を好みますが、与えすぎると根を傷めることがあります。
植え替え時には緩効性肥料(マグアンプK等)をひとつまみ入れておきます。
花後から梅雨明け頃までと、9月から11月くらいまでの間の成長期には固形肥料(油粕やエード・プロなど)の置き肥を3~4個与えます。
液肥との併用で効果も倍増します。
液肥は5000~6000倍に希釈して潅水代わりに与えると非常に高い効果が期待できます。